AI検索時代に求められる公式ホームページの役割
ご存知のように、Google検索は年々大きく姿を変えています。だいぶ以前からキーワード検索の検索結果画面にはGoogleマップや広告が表示されていましたが、近年はさらに、AI検索や「関連する質問」といった機能も加わりました。情報収集するときは、以前なら、検索結果に表示された複数のホームページを巡ることが一般的でした。しかし最近では、これらの新しい機能によって、Google検索だけで必要な答えが見つかってしまうケースが増えています。この影響により、主にノウハウ系ホームページやまとめサイト、ポータルサイトなどのアクセス数が減少しているようです。
それでは、当社のお客様方のような、クリニックや店舗型ビジネスなどの中小規模の企業や組織のホームページへの影響はどうでしょう。これらはもともと自社の商品やサービスの案内がメインになっているものが多く、アクセスしてくるのは本当に商品やサービスを必要としている人たちです。検索結果画面での情報収集だけでは不十分な場合にホームページへのアクセスが発生するとなると、AI検索や「関連する質問」からの影響は比較的小さい、という事が考えられます。ただし、これらのホームページもWeb広告やGoogleマップへの対策は重視すべきでしょう。この二つは検索結果画面で従来のキーワード検索結果よりも目立つ上に、Googleマップに至ってはクチコミの星の数が表示されているので、自社の評価が一目で伝わってしまうからです。
とは言え、最終的にユーザーの判断材料となるのは、やはり公式ホームページに掲載された情報です。サービス内容や料金、事例、会社概要などをわかりやすく伝え、信頼してもらうことが重要なのです。この点に関しては、どれほど検索機能が進化したとしても、変わらずに取り組んでいくことをお勧めします。
- ※2025年8月現在の情報です。
- ※ホームページによって検索結果の傾向、アクセス数の増減、対策等は異なります。
▲最近の検索画面の例。従来のキーワード検索結果が目立ちにくくなっています。