2025年の記事
業務をもっと快適に!『100』にまつわる便利Tips
記念すべきコンパスニュース第100号への掲載にあたり、普段の仕事をもっと効率よく進められる『100』をキーワードとした便利な小技を紹介します。ホームページの更新やファイル管理、画像編集などのシーンで、時短や作業負担の軽減はもちろん、コストカットやモチベUPにもつながりますので、ぜひお試しください。
① WordPressで100ページをまとめて編集
Wordpressの投稿などの一覧画面には、初期状態で20行までのデータが表示されます。100件だと5ページに分割されますので、一括操作や検索、比較といった操作がしにくい場合は、表示ページ数を『100』に変更すると断然使い易くなります(図)。
② 100枚の画像ファイルを一括変換
100枚程度の多数の画像をWebページやドキュメントに掲載する際に、さまざまなサイズ、縦横比、ファイル形式の画像が混在していたら、画像一括処理ソフトを使用してまとめて変換しましょう。サイズ調整なら『Ralpha』、ファイル形式の変換なら『XnConvert』などがお勧めです。
③『100日前』や『100日後』の日付を調べる
『100日間のアクセス数』や『100日間の売上合計』などのデータを作成の際、基準日の取得が必要なら、Googleで『100日前 何日』と検索すれば一発でヒットします。ほかにも、Excelなら数式『=TODAY()-100』、Windows標準の電卓アプリなら『日付の計算』で簡単に確認できます。
④ Excelで100行目ごとに背景色をつける
Excelの便利機能『条件付き書式』では、『100以上』や『100未満』など、条件が一致したセルのみに背景色やアイコンの付与が可能です。例えば、数百行に及ぶ大きな表で『=MOD(ROW(),100)=0』と背景色を設定すると、一瞬で100行ごとに見やすく区切られた表を作成することができます。
※2025年4月現在の情報です。
POPとIMAP ビジネスシーンに最適なメール受信方式は?
POPとは、メールをサーバーから端末にダウンロードする受信方式です。受信したメールは端末に保存されてサーバーからは削除されますので、インターネット環境が無い場所でも閲覧できて、サーバーの容量を圧迫しにくいというメリットがあります。また、メールをサーバーに一定期間残す設定をすれば、同じメールを複数の端末で受信したり、端末側で誤って削除してしまったときにサーバー側のメールを再度ダウンロードしたり、といった便利で安心な使い方もできます。ただし、POPではメールの管理が端末ごとに独立しているため、端末間での情報の同期はできません。例えば、PCで既読にしたメールがスマホでは未読のまま、といった状態になります。
一方のIMAPは、端末にはダウンロードせずにメールをWeb上のサーバーで管理する方式です。どの端末からアクセスしても既読・未読やフォルダー管理が統一されている状態ですので、PCとスマホなど、複数端末でメールを利用する際に便利です。ただしIMAPはPOPとは異なり、過去のメールを自動的に削除するような機能がありませんので、サーバーの容量が上限に達するとメールの送受信ができなくなってしまうことがあります。このようなトラブルを防ぐには、不要なメールを手動で逐次削除するなどの注意が必要になってきます。
こうした双方の特性を踏まえると、複数端末でメールを利用するなら「PCでPOP、スマホでIMAP」という使い分けがお勧めです。POPでPCにメールを保存してサーバーの負担を軽減しながら、スマホではIMAPでリアルタイムにメールを確認すれば、サーバー容量の節約と利便性の両方を実現できます。自分の使い方に合った受信方法を選び、快適なメール環境を整えましょう。
レンタルサーバ選択のポイントと移転の勧め
ホームページの制作や移転に際してレンタルサーバを選択する時は、各サーバ会社の複数プランのスペックや料金に加え、コンパスでの運用実績も判断基準にしています。中でも特に重視しているのが、Webサーバの動作速度です。コンパスでは10数年ほど前は主にA社のサービスを利用していましたが、CMS(Wordpress)の導入数の増加とともにホームページの表示や更新時の作業などの動作が遅くなるケースが増え、サーバの高負荷によって一時的にWebページにアクセスできなくなるような不具合も散見されました。そこで、6、7年前からB社のサーバにシフトしたところ、殆どのホームページが軽快に動作し、A社のサーバと比較して表示速度が劇的に改善したケースもありました※。
さらに、迷惑メール対策も重要な選択ポイントのひとつです。A社もB社も禁止ドメインの設定や自動振分けなどさまざまな機能を提供していますが、特にB社のメールフィルターは件名や本文に含まれる特定の文字列を指定できる仕様で、高い効果が期待できます。銀行やカード会社、大手ECサイトを騙 る不審なメールが大量に届くような状況でしたら、これらの会社名や差出人の名前をフィルターに登録すればメールサーバのゴミ箱に振分けられますので、パソコンやスマートフォンのメールソフトで大量の迷惑メールを手作業で削除するような煩わしい作業から解放されます。
以上のように、自社のホームページが重く感じたり、迷惑メールの対処に苦慮している場合は、サーバの移転によって解決できる可能性がありますので、ぜひ一度ご相談ください。
※表示速度はレンタルサーバの移転前後の各環境やホームページの仕様などに影響します。
サーバ移転後も改善しないケースがありますのでご了承ください。